ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリースした。先週デトロイトで開催されたRAPID + TCT展示会で公開された。
ビッグレップSTUDIO G2は造形サイズ500 x 1000 x 500 mmのデュアルエクストルーダータイプの大型3Dプリンター。100℃まで加熱可能なヒートベッドや、オートレベリング機能を標準で搭載している。また、前機種のビッグレップSTUDIOよりもより複雑な造形が可能になったとしている。
素材は一般的なポリマー系素材に加え、PA6/66、TPU、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチックが利用可能。
ビッグレップSTUDIO G2は、独自開発したMXTエクストルーダーを搭載し、一般的なフィラメント溶融方式の3Dプリンターよりも大型の造形を可能にしている。
ビッグレップSTUDIO G2が展示されたRAPID + TCT展示会では、ビッグレップSTUDIO G2で実際に製造された電気モーターバイクのNERAが展示された。
ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にアメリカとヨーロッパの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。