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米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、低価格SLS3Dプリンター「Fuse1」をリリースする。
フォームラブズはこれまでにSLA3Dプリンターの「Form1」「Form2」シリーズを市場に投入、その性能から世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。「Fuse1」は、フォームラブズがリリースする初のSLS3Dプリンターとなる。
SLS(Selective Laser Sintering)3Dプリンターは、メタルパウダーやナイロンパウダーなどの素材にレーザーを照射して焼結させ、積層造形するタイプの3Dプリンター。主に航空宇宙や自動車などの分野で導入が進んでいる。
「Fuse1」の造形サイズは 165 x 165 x 320 mmと比較的小さめ。素材は現時点ではナイロンPA11またはナイロンPA12のパウダーを使用する。造型スピードは一時間あたり10mm、積層ピッチ100 μmとなっている。
「Fuse1」の価格は1万ドル(約110万円)と、競合製品の価格と比べて大幅に安価になっている。クリーニングシステムとサービスプランのパッケージを付けた価格は2万ドル(約220万円)となっている。「Fuse1」のリリースにより、製造業の領域でSLS3Dプリンターの普及が一気に進む可能性もある。
フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学メディアラボの研究者らが中心となって設立された。フォームラブズはデスクトップSLA3Dプリンターのマーケットで最大のシェアを有している。