世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を開発したアメリカのコーディー・ウィルソン氏が、未成年者との淫行罪を問われた裁判で罪状を認めていたことがわかった。テキサス州トラビス郡のジョー・フレデリック副地区検察官が明らかにしたもので、ウィルソン氏はまた、同時に問われていた傷害罪も認めた。
フレデリック氏は、「今回の時間については、数カ月の時間をかけて被害者から事情聴取を行い、被害者が加害者にどの程度の罪を望むのかを確認してきました。今回の結果は、事件を終結させるものとしては満足できる内容だと思います」とコメントしている。
ウィルソン氏とその弁護士は、今回の結果についていかなるコメントも出していない。
今回の評決により、ウィルソン氏には1200ドル(約12万8千円)の罰金、地域社会へのコミュニティサービス、加害者用カウンセリングの参加が義務付けられる。なお、執行猶予期間中、ウィルソン氏には3Dプリント銃を含むいかなる銃火器の所有が認められない。
評決により明らかになったところでは、ウィルソン氏はインターネットのデーティングサイトを通じて未成年の少女と知り合い、テキサス州ダラス市内のコーヒーショップで少女と待ち合わせ、同市内のホテルで少女とみだらな行為をしたという。
今回の事件を受け、ウィルソン氏は自ら設立した3Dプリント銃の3Dモデル販売会社ディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任している。