Azureがコロラド州で3Dプリント住宅の販売を強化

米カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く建設スタートアップ企業のAzure(アジュール)が、コロラド州で3Dプリント住宅の販売を強化する。

アメリカ現地メディアの報道によると、Azureはコロラド州内に新たに3Dプリント住宅製造工場を新設し、ADUと呼ばれる小型3Dプリント住宅を製造販売する。Azureによると、ADUの販売価格は1棟あたり3万5000ドル(約514万5000万円)を予定しているという。

コロラド州は最近、州議会法案24-1152を議会で通過させ、ADUなどの小型住宅ユニットの建設と販売の基準を緩和させたばかり。Azureは、コロラド州の規制緩和に対応し、同州内での販売を拡大させる予定。

現在アメリカではコロラド州のほかにカリフォルニア州でもADUの建設が認められており、現時点でノースダコタ州、アラスカ州などでもADUの建設を認める法案を審議している。

Azureは、飲料用プラスチックボトルやフードパッケージをリサイクルした防水ポリマー素材を使い、建設3Dプリンターでプレハブ住宅を建設している。Azureによると、建設3Dプリンターを使うことで工期を最大70%、建設コストを最大30%削減できるとしている。Azureは、これまでに「バックヤード・スタジオ」というADUの販売を開始している。