フロリダ州タンパベイで3Dプリント住宅コミュニティの建設が開始

フロリダ州タンパベイで3Dプリント住宅コミュニティの建設が始まると現地メディアが報じている。地元テレビ局FOX13は、フロリダ州ヒルズボロー郡に拠点を置く非営利団体ディベロップ・コミュニティーズ・タンパがタンパベイの東岸エリアに18棟の3Dプリント住宅を建設し、販売を開始すると伝えている。

ディベロップ・コミュニティーズ・タンパのアーネスト・コーニーCEOは、「我々はこのプロジェクトを開始することをずっと待っていました。住宅ゾーニングや建設許可の取得といった問題をクリアする必要はありましたが、我々は(建設3Dプリンターという)テクノロジーの最適活用が出来ると信じています。タンパベイ初の3Dプリント住宅のディベロッパーになれることにとてもエキサイトしています」とインタビューで答えている。

タンパベイでは、アメリカの他の多くの都市と同様に、良質で安価な住宅の不足が深刻になっている。タンパベイ市内だけでも2万人の住宅購入希望者がいるとされ、住宅の供給が地元コミュニティが抱える課題の一つとなっている。

ディベロップ・コミュニティーズ・タンパが建設する予定の3Dプリント住宅は1200平方フィート(約111.48平方メートル)の大きさで、3ベッドルーム、2バスルーム、ダイニングルームなどで構成されている。