コロラド州初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。アメリカ現地メディアの報道によると、3Dプリント住宅を建設したのはコロラド州を基盤とする3Dプリント建設企業のヴェロタッチ社。平屋建ての延床面積1100平方フィート(約102.19平方メートル)の大きさの3Dプリント住宅は、デンマークの建設3DプリンターメーカーCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンター「BOD2」で建設された。
ヴェロタッチによると、3Dプリント住宅は建設作業員の削減などにより従来型の木造建築住宅よりも17万ドル(約2499万円)程度建設コストを削減でき、一棟あたり45万ドル(約6615万円)で販売できるとしている。
ヴェロタッチの担当者は、「アメリカでは現在、低価格で良質な住宅が大きく不足しています。建設3Dプリンターを活用して迅速に住宅を建設して迅速に販売する。3Dプリント住宅で構成されたコミュニティを、未来の子供たちに残す必要があります」と、建設3Dプリンター導入の必要性を訴えている。
アメリカでは現在、カリフォルニア州やテキサス州などの都市部において3Dプリント住宅の建設が盛んになってきているが、コロラド州の郊外などでもそのトレンドが広がってきている。