Alquist3Dがウォルマートの増設店舗を建設3Dプリンターで建設

アメリカの3Dプリント住宅メーカーのAlquist3Dが、アメリカの大手スーパーマーケットチェーンのウォルマートの増設店舗を建設3Dプリンターで建設したとして話題になっている。

Alquist3Dがアラバマ州ハンツビルに建設したのは延床面積5000平方フィート(約464.5平方メートル)、高さ16.5フィート(約5.02メートル)の平屋建て建物で、既存のウォルマート店舗の増設店舗として建設された。アラバマ州は冬の厳しさで知られているが、増設店舗の建設にかかった期間はわずか7日だったという。

Alquist3Dのライアン・コックスCOOは、「このプロジェクトでは、ダウンタイムをほぼゼロにすることができました。伝統的なCMU建設法では20人から30人の建設作業員が必要ですが、我々は二台のRIC-M1建設ロボットを稼働させることで、わずか5人のオペレーターだけで工事を完了させました。建設ロボットは稼働準備も簡単なので、2時間から4時間あれば稼働状態にすることが可能です」とコメントしている。

ウォルマートは、アーカンソー州に拠点を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン。アメリカ国内に5000店を超える店舗を保有・運営しているほか、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルなどを含む世界各国で地域店舗を運営している。