ポルトガル初の3Dプリント住宅が完成

ポルトガル初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。ポルトガル現地メディアの報道によると、ポルトガル初の3Dプリント住宅を建設したのは地元の建設企業のハヴェラー社。延床面積80平方メートルの2ベッドルームの3Dプリント住宅は、デンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「BOD2」を使って建設された。

ハヴェラー社によると、建設3Dプリンターを活用することで、1平方メートルあたりの建設コストを1500ユーロ(約25万5000円)程度に抑えることができたという。

COBODインターナショナルの創業者でジェネラルマネージャーのヘンリック・ランド-ニールセン氏は、「挑戦的なゴールを設定することで、たとえそこにまだ明らかにされていないリスクがあろうとも、ゴールに到達するチャンスが広がります。もし目標を高く掲げなければ、どこにも到達することはできません。今回、ハヴェラー社の挑戦的なチャレンジをサポートする機会に恵まれたことをうれしく思います。我々の建設3Dプリンターはオープンソースで、様々な建設資材を利用することが可能です」とコメントしている。

ヨーロッパでは建設3Dプリンターの導入が静かに広がっている。これまでに確認されたところでは、イタリア、フランス、オランダ、デンマーク、ドイツなどで3Dプリント住宅が建設されている。