全世界の建設3Dプリンティング市場が、2031年に7508億ドル(約112兆6200億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社アライド・マーケットリサーチがまとめたレポート「建設3Dプリンティング市場」は、2021年時点の全世界の建設3Dプリンティング市場規模を14億ドル(約2100億円)規模と推定した上で、今後同市場が年率87.3%の高い成長率で成長を続け、2031年に同規模へ到達するとしている。
市場拡大を牽引するセクターとしては、住宅などの民間セクターに加えて、公的セクターを挙げ、インフラストラクチャーなどでの建設3Dプリンティング投資が拡大すると予想している。
エリア別では、アメリカを筆頭とする北米市場が最大のシェアを確保する一方、日本を含むアジア太平洋地域も市場拡大を牽引するとしている。
市場における主なプレーヤーとしては、WASP、ICONテクノロジー、XtreeE、CyBe建設、エイピス・コア、COBODインターナショナル、MX3D、コンストラクションズ3D、コンツアー・クラフティング、ブランチ・テクノロジー、PERIグループ、マイティ・ビルディングス、Sika AGなどを挙げている。