米カリフォルニア州ロサンゼルスに同市初の3Dプリント住宅が建設されたとして話題になっている。
ロサンゼルス・タイムズが報じたところによると、同市初の3Dプリント住宅はウッドべリー大学バーバンクキャンパスの敷地内に建設された延床面積425平方フィート(約39.48平方メートル)の平屋建て住宅で、ウッドベリー大学建築学部の学生チームがデザイン、建設したという。居住用住宅として建設許可を取得したロサンゼルス初の3Dプリント住宅となったとしている。
同3Dプリント住宅建設プロジェクトは、アメリカエネルギー省が主催した太陽光発電を使ったアイデアを競い合う「ソーラー・デカスロン」のファイナリストに選ばれ、同基金から5万ドル(約735万円)の助成金を受けている。
同3Dプリント住宅の建設には、フライアッシュを配合した特殊コンクリートが使われ、コンクリート自体の使用量を最小限におさえている。また、太陽光発電システムや下水循環システムなどを装備し、サステナビリティの最大化を目指すとしている。
同プロジェクトには、地元の建設企業のノウス・エンジニアリングや、大手家具販売チェーンのIkeaや、日本の三菱電機の現地法人なども参加している。