ボルネオ島初の3Dプリント住宅が完成

ボルネオ島初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのはマレーシアの国営建設産業開発公社。広さ1,000平方フィート(約28.1坪)平屋建ての3Dプリント住宅は、デンマークの建設3Dプリンター「COBOD2」を使って建設された。建設にかかった時間はわずか46時間だという。

COBODインターナショナルのアジア太平洋地域担当マネージャーのサイモン・クリント・バーグ氏は、「COBODを創業した時には、我々の建設3Dプリンターがまさかボルネオ島で使われることになるとは夢にも思いませんでした。でも、実際にボルネオ島で我々のプリンターを使って住宅が建設されているということは、我々のテクノロジーが活かせるマーケットが限りないことを示しています。ボルネオ島で売れるのなら、世界中のどこでも売れるでしょう」とコメントしている。

ボルネオ島は、東南アジアのマレー半島とフィリピンの中間、赤道直下に位置する世界で3番目に大きな島。面積は日本の1.9倍で、北東部の三分の一をマレーシアが占めている。マレーシア北部の一部にブルネイが位置し、残りの三分の二がインドネシアで東カリマンタン州・西カリマンタン州・南カリマンタン州・北カリマンタン州・中部カリマンタン州に分かれている。

鉱物資源が豊富で、石油、石炭、ダイヤモンド、金、銅、スズ・鉄、マンガン、アンチモン、ボーキサイトなどを産出している。