イギリス初の3Dプリント住宅が完成

イギリス初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのは非営利活動法人のビルディング・フォー・ヒュマニティ。アクリントンに建設された住宅はデンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターで建設され、地元の低所得者層住民などに提供されるという。

ビルディング・フォー・ヒュマニティの創業者スコット・ムーン氏は、「我々の目的は手頃な住宅モデルをすべての人に提供することです。モデルはシンプルです。利益のためではなく、人々の福祉のために住宅を供給することです。得られた利益は、すべて我々のチャリティパートナーへ寄付されます。我々の団体名のビルディング・フォー・ヒュマニティとは、コミュニティに住宅とサポートとトレーニングを提供するという意味です」とコメントしている。

建設3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。これまでにデンマーク、オランダ、イタリア、スペインなどのヨーロッパ主要国を始め、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、テキサス州、ワシントン州、ネバダ州、フロリダ州などのアメリカの各州などで3Dプリント住宅の建設が確認されている。