インド軍が3Dプリント住宅を建設

インド軍が3Dプリント住宅を建設して話題になっている。3Dプリント住宅が建設されたのはインドのグジャラート州ガンディナーガル市。チェンマイに拠点を置く建設企業のTヴァスタ社が建設した。同社によると、インドで3Dプリント住宅が建設されるのはインド史上初だという。

広さ65平方メートルの大きさの建設にかかった時間は3週間で、地震などの災害耐久証明を受けているという。

インド軍は公式プレスリリースで、「この3Dプリント住宅は、インド軍の国産技術活用の象徴的な事例であり、防衛技術の土着化が確実に進んでいることを示しています。我が国が進めている「自己完結するインド」キャンペーンの象徴であり、モディ首相が掲げるビジョンであるコロナ克服のシンボルでもあります。インド軍の兵士たちの居住空間を提供し、住宅を短時間で建設するという重要な建設技術を確保するものです」とコメントしている。

軍隊が建設3Dプリンターを活用する事例としては、アメリカ陸軍がこれまでに前線用バラックハットを建設したことなどが挙げられる。また、アメリカの建設3DプリンターメーカーのICONが、テキサス州州軍と共同で、演習用バラックを製造するプロジェクトを立ち上げている。