アメリカの建設3Dプリンターメーカーとハウスメーカーがパートナーシップ契約を締結し、話題になっている。パートナーシップ契約を締結したのは建設3Dプリンターメーカーのブラック・バッファローと、ハウスメーカーのアルクィスト。発表によると、アルクィストはブラック・バッファローの建設3Dプリンターメーカーを使い、主にアメリカの過疎地域を中心に低価格住宅を建設する。
ブラック・バッファローのマイケル・ウッズCEO兼COOは、「アルクィストのチームと対面して、我々が多くのシナジーを有していることを確信しました。彼らは我々のテクノロジーを最大限に活用し、よりスマートでサステナブルな社会を作るという我々のゴール実現に大きく貢献してくれるでしょう」とコメントしている。
アルクィストは、今年2021年6月にバージニア州で同社初の販売用3Dプリント住宅を建設している。同社は今後、オレゴン州、ペンシルバニア州、アイオワ州などで3Dプリント住宅を建設するとしている。
アメリカでは現在、都市部を中心に住宅不足が社会問題化している。住宅不足に対応するため、各地で建設3Dプリンターの導入が進んでいる。これまでにカリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州などで3Dプリント住宅が建設されている。