COBODインターナショナルがベルギーで二階建住宅を3Dプリンターで建設

ベルギーの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが、ベルギーで二階建住宅を3Dプリンターで建設し、話題になっている。

COBODインターナショナルが建設したのは、床面積90平方メートルの住宅。ファイバーを混ぜた特殊コンクリートを素材に建設された住宅の建設にかかった時間は三週間。関係者は、建設にかかる時間を今後最短で二日まで短縮できるとしている。

COBODインターナショナルのマリーク・アート・プロジェクトマネージャーは、「素材の強度は、従来のレンガなどの素材の三倍程度です。コンクリートにファイバーを混ぜることで、鉄筋の量を大幅に削減することができます。建設3Dプリンターを活用することで、素材、時間、予算をそれぞれ60%程度削減することが可能になります」とコメントしている。

研究プロジェクトとして建設された住宅は、エントランスホール、二つのリビングルーム、キッチンで構成されている。今後は床暖房システム、ソーラーパネル、ヒートポンプ、グリーンルーフなどの各種の実験が行われる予定。

COBODインターナショナルは、2018年9月にヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題を集めた。同社の建設3Dプリンターは、UAEのドバイ市にも採用されている。