アメリカで初めて3Dプリント住宅が販売へ https://www.foxnews.com/tech/texas-company-plans-to-sell-countrys-first-permitted-3d-printed-house

アメリカで初めて3Dプリント住宅が販売されるとして話題になっている。3Dプリント住宅を販売するのはテキサス州オースティンに拠点を置くサンコノミー社。サンフランシスコの建設会社フォージ・ニュー社と共同で開発した移動式建設3Dプリンターを使って建設する。

同社はすでにオースティン市郊外の町ラゴ・ヴィスタに建設用地を確保し、建設許可を取得している。予定では2か月かけて住宅を3Dプリントし、検査通過後販売するという。

サンコノミーの創業者ラリー・ヘインズ氏によると、同社の移動式建設3Dプリンターは最大三階建ての建物を3Dプリントでき、従来型の建設方法よりも大幅に建設コストを下げられるとしている。全米住宅建設協会によると、アメリカの平均的世帯住宅の建設コストは237,760ドル(約2,615万円)に達している。

サンコノミーは、同社の移動式建設3Dプリンターを全米の建設会社にライセンスするとしている。ライセンス料は45万ドル(約4,950万円)で、建設3Dプリンター本体、トレーニング費用、マーケティングサポート費用が含まれている。ヘインズ氏によると、同社はすでに260の建設会社とライセンスの交渉を始めているという。

アメリカでは建設3Dプリンターを使った住宅建設プロジェクトが複数立ち上がっているが、3Dプリント住宅が実際に販売されるのは今回が初のケースとなる。