米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのマイティ・ビルディングスが5200万ドル(約75億9200万円)の資金調達に成功した。出資したのは世界最大の石油会社のサウジアラムコ傘下のベンチャーキャピタルのワエド・ベンチャーズと、サンタモニカに拠点を置くアメリカのベンチャーキャピタルのボールド・キャピタルパートナーズの二社。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。
マイティ・ビルディングスは、調達した資金をアメリカ国内の販路拡大と、サウジアラビアとUAEを営業範囲とする新たな営業拠点の構築に投じるとしている。
ワエド・ベンチャーズのマネージングディレクターのファハド・アリディ氏は、「マイティ・ビルディングスは、建設テック業界における幅広いイノベーションが大きな可能性に満ちていることを証明してくれています。我々の投資は、中東湾岸地域における住宅建設産業のスケーラビリティとサステナビリティを確保する大きなドライバーになるでしょう」とコメントしている。
マイティ・ビルディングスは、独自開発したロボットアーム型建設3Dプリンターを使い、プレハブ住宅を製造している。マイティ・ビルディングスは、建設3Dプリンターを使うことで建設コストを従来型の手法より最大で70%削減できるとしている。