カリフォルニアのデザインスタジオのダニゼンが、スマートポッドオフィスを3Dプリンターで製造して話題になっている。ダニゼンが開発したのは広さ90平方フィート(約8.36平方メートル)の小型スマートポッド。簡単なオフィス家具がついていて、Wi-Fi機能も搭載している。ダニゼンによると、森の中を含むどんな環境にも設置できるとしている。
ダニゼンは、スマートポッドオフィスを開発した理由として、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、多くのオフィスワーカーが在宅ワークなどを強いられていることを挙げている。在宅ワークをしている人の多くは、機密性の確保やインターネット接続などで課題を抱えており、スマートポッドオフィスを提供することでそうした課題を解決できると考えたという。
ダニゼンの開発担当者は、「弊社のスマートポッドオフィスは、一般的な建物としてではなく、コンスーマープロダクトとしてデザインされました。製造には3Dプリンティング、ロボティクス、インテグレーテッド・コネクティビティなどのテクノロジーが利用されました。スマートポッドオフィスの設置には建設許可などは必要なく、移動も簡単にできます」とコメントしている。
スマートポッドオフィスの値段は非公開で、購入希望者は直接見積りをリクエストしてほしいとしている。