https://3dprintingindustry.com/news/apis-cor-and-sunconomy-to-develop-3d-printed-concrete-homes-in-texas-146575/
アメリカの建設会社のサンコロミーが、テキサス州ラゴ・ビスタで3Dプリント住宅を建設するとして話題になっている。
サンコロミーが州政府から建設許可を受けたのは、「ジェネシス・モデル」と名付けられた2ベッドルームの平屋建て住宅。曲線のデザインが特徴で、キッチンとバスルームがついたシンプルな構造になっている。
外壁や梁などを建設3Dプリンターで製造し、屋根を上から被せる仕組みの3Dプリント住宅は、ロシアのアピス・コア社が開発した大型建設3Dプリンターで製造する。現時点では、「ジェネシス・モデル」の販売価格は289,000ドル(約3,179万円)となっている。
「ジェネシス・モデル」の建設について、サンコロミー創業者のラリー・ハイネス氏は、「(建設3Dプリンターで住宅を建設することで)世帯向け住宅をわずか一日で建設でき、しかもほとんど建設廃材を出しません。構造も非常に堅固で、運営維持費もわずかです。まさにサステイナブルな住宅だといえるでしょう」とコメントしている。
サンコロミーは、2016年にアピス・コアと業務提携契約を締結し、アメリカ初の同社の業務パートナーとなっている。アピス・コアは、これまでにロシア近郊の街ステュピノ市で平屋建ての住宅を24時間で建設している。
サンコノミーはまた、同年に3Dプリント住宅を建設するキックスターターキャンペーンを立上げ、話題を集めていた。