ウォルマートが建設3Dプリンターで自社店舗を建設

世界最大のスーパーマーケットチェーンのウォルマートが、建設3Dプリンターで自社店舗を建設しているとして話題になっている。ウォールストリートジャーナルの報道によると、ウォルマートが建設しているのは広さ8000平方フィート(約743.22平方メートル)のユニット型店舗で、オンラインオーダーとピックアップ、デリバリーに特化したタイプだという。建設3Dプリンターは、アメリカの建設3Dプリンターメーカーのアルクイスト3Dが開発したものが使われているという。

ウォルマートは今回のプロジェクトをパイロットプログラムと位置づけ、最大で200ユニットの建設を視野に入れているという。

ウォルマートのアメリカ国内建設担当副社長のマイク・ニール氏は、ウォルマートはオペレーションを改善できるニューテクノロジーを常に試しており、建設3Dプリンターもそれに含まれていたとしている。ウォルマートは当初一般的なコンクリート3Dプリンターを試していたが、最終的にはアルクイスト3Dの建設3Dプリンターを採用したとしている。

ウォルマートは米アーカンソー州に拠点を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン。1962年7月に第一店舗をオープンさせてから今日までに世界15ヶ国で5千店舗以上を運営している。