スウェーデン初の3Dプリント住宅が完成予定

スウェーデン初の3Dプリント住宅が完成予定であるとして話題になっている。スウェーデン現地メディアの報道によると、スウェーデンの首都ストックホルム近郊の街トゥンバに建設される予定の3Dプリント住宅は延床面積24平方メートルの小型平屋建て住宅で、地元の建設資材メーカーのハイデルベルグ・マテリアルズが開発した建設3Dプリンティング用混合コンクリート素材が使われているとしている。

3Dプリント住宅は、今月2025年6月中に完成予定で、リビングルーム、ベッドルーム、キッチン、シャワー付きバスルームで構成される。建設3Dプリンターは、ハイデルベルグ・マテリアルズの子会社イタルスメンティ社が開発した「i.tech3D」が使用される予定。

建設を担当しているディレクターのトビアス・ハスリンゲン氏は、「このサイズの3Dプリント住宅であれば28時間程度で建設可能です。現在は、素材の混合コンクリートを手作業で混ぜていますが、自動化することで建設時間を12時間程度にまで削減出来ると見込んでいます。今年度中にスウェーデン国内で、高さ10メートル程度の大型の3Dプリント住宅を建設するプロジェクトも始まっています」とコメントしている。