世界最大のプラスチック製3Dプリント橋が上海の郊外に登場 https://www.scmp.com/news/china/society/article/2181875/chinas-first-3d-printed-footbridge-opens-shanghai

世界最大のプラスチック製3Dプリント橋が上海の郊外に登場し、話題になっている。シェンヤン・マシン・グループが開発した大型3Dプリンターで製造された3Dプリンター橋は35日間をかけて3Dプリントされ、現地時間の先週金曜日に桃浦(Taopu)スマートシティ・セントラルパーク内に架設された。

3Dプリント橋の正確な大きさは長さ15.25メートル、幅3.8メートル、高さ1.2メートルとなっている。これまでに上海政府による負荷試験を通過し、すでに実用に供されているという。

大型3Dプリンターにはコインロボティクスが開発した大型エクストルーダーが使われ、製造にかかったコストは280万ドル(約3億800万円)。素材にはグラスファイバーを混ぜたASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム)が使われている。橋そのものの重さは5,300キログラムで、これまでに3Dプリントされたプラスチックの造形物としては世界で最も重いものとなっている。

3Dプリント橋の架設について上海政府は、「3Dプリンティング技術をプロモートするための革新的なことであり、非都市部の建設現場を啓蒙するでしょう」と公式ホームページにコメントを載せている。