GEエアロスペースが、アメリカ国内の生産設備に10億ドル(約1500億円)を投資する。GEエアロスペースの発表によると、投資はアメリカ国内の製造能力の増強とアディティブ・マニュファクチャリング技術を含む最先端技術の構築へ向けられ、同時に5000人の新規雇用を生むとしている。
製造能力の増強についても、投資は特に同社の主力航空機用エンジンCFM LEAPエンジンの開発に向けられ、同エンジンの開発を担当しているシンシナティ工場やミシガン工場などへ特に集中的に投資が行われるとしている。
GEエアロスペースのローレンス・カルプ・ジュニア会長兼CEOは、「マニュファクチャリングとイノベーションへの投資は、我々の業界の未来にとって極めて重要です。今回の投資により製造設備をより近代化して拡充することは、未来の航空業界を定義する上で重要なファクターになります。航空宇宙業界におけるアメリカのリーダーのポジションをさらに確たるものにしてゆくでしょう」とコメントしている。
GEエアロスペースは、ゼネラル・エレクトリックの航空機エンジン事業を中核とした、世界的な航空宇宙推進、サービス、およびシステム会社。ジェットおよびターボプロップエンジンのほか、民間航空機、軍用航空機、ビジネス航空機、および一般航空航空機向けの統合システムを提供している。