アメリカの大手自動車メーカーのGMが、ミシガン州ウォレンにあるアディティブ・インダストリアライゼーションセンターを拡張する。Velo3Dの大型メタル3Dプリンター「サファイア・アディティブ・マニュファクチャリング・システム」シリーズと、EOSの最新シリーズ「M290メタル・レーザービーム・パウダーベッドフュージョンシステム」などの複数のメタル3Dプリンターを新たに導入する。
GMのアディティブ・インダストリアライゼーションセンターは2020年の開設。自社の「シボレー・タホ」や「キャデラック・セレスティーク」などのエンドユーズパーツの製造や、プロトタイピングなどを行っている。GMは、2020年のアディティブ・インダストリアライゼーションセンター開設以来、3Dプリンターで6万点のエンドユーズパーツを製造したとしている。
自動車業界は古くから3Dプリンターを活用してきたことで知られている。古くはSLA3Dプリンターを使い、各種のパーツのプロトタイピングなどを行ってきた。最近はメタル3Dプリンターの性能向上と価格低下が進み、エンドユーズパーツの製造にメタル3Dプリンターが使われるケースが増えてきている。