米ローレンス・リバモア国立研究所が最先端アディティブ・マニュファクチャリング研究施設を開設

米ローレンス・リバモア国立研究所が、最先端アディティブ・マニュファクチャリング研究施設を開設する。リバモア・バレー・オープンキャンパスと名付けられた研究施設は1万4千平方フィート(約393坪)の大きさで、1千万ドル(約11億円)の予算で建設される。現地時間の今週木曜日、地元メディアを集めたツアーとオープニングセレモニーが執り行われる。

リバモア・バレー・オープンキャンパスには各種の最新のハイエンド3Dプリンターなどが設置され、研究所の研究員の他、提携教育機関や提携企業などの研究者も各種のプロジェクトを行う。特にアディティブ・マニュファクチャリング用プレシジョン・エンジニアリング、マテリアル・サイエンス、ハイパフォーマンス・コンピューティングなどの分野での研究が行われる。

ローレンス・リバモア国立研究所は、カリフォルニア大学バークレー校が1952年に設立したもので、1981年に国立研究所に指定された。現在は米エネルギー省傘下の研究機関として運営されている。当初は核兵器の研究開発を目的に設立されたが、今日までに物理学、エネルギー、バイオテクノロジーなどの研究が行われている。5800人のスタッフを有し、年間15億ドル(約1650億円)の予算で運営されている。