アメリカ陸軍がアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入を強化

アメリカ陸軍がアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入を強化している。先月ライアン・マッカーシー陸軍長官が出した通達に基づいたもので、アメリカ陸軍は2029年までの今後10年間でアディティブ・マニュファクチャリング、AI、ロボティクス、先端複合素材の領域での即応力強化と近代化を進めるとしている。

「アディティブ・マニュファクチャリングなどの先端技術は、陸軍のデザイン、物流、補給能力などを根本的に変革します。さらには陸軍のシステムそのものを近代化し、即応力を大きく高めます」と通達文書は伝えている。

アメリカ陸軍はさらに、マニュファクチャリング系アクセラレーターのアメリカ・メイクス、コンサルティング会社のカタリスト・コネクションと共同で、アディティブ・マニュファクチャリング技術を陸軍の物流システムに導入するためのプロジェクトを立ち上げている。

アメリカ軍は、軍全体でアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入を進めている。アメリカ海軍も、空母エセックスの艦内に3Dプリンターを導入し、スペアパーツの製造などを行っている。アメリカ空軍も、輸送機や戦闘機などの消耗部品を3Dプリンターで製造している。