ティッセンクルップがシンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンター・ハブを開設 https://www.facebook.com/thyssenkrupp/?brand_redir=644063045675734

ドイツの鉄鋼・工業製品メーカー大手のティッセンクルップが、シンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンター・ハブを開設する。シンガポール政府の経済開発委員会の協力を受け、年内の開設を目指す。

センター・ハブは同社のアジア太平洋地域の顧客へ各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術を提供する拠点となる。ティッセンクルップが2017年にドイツのムルハイムに設立したセンター・ハブに続く同社二か所目のセンター・ハブとなる。

センター・ハブではメタル3Dプリンティングとプラスチック3Dプリンティング技術を中心に、自動車、化学、エネルギー、各種の重工業などの分野のユーザーニーズに対応するとしている。

センター・ハブの開設について、ティッセンクルップの取締役ドナタス・カウフマン博士は、「シンガポールにセンター・ハブを開設することは、顧客のニーズに対応し、革新的な技術をアジア太平洋地域にもたらすという我々のコミットメントを反映したものです」とコメントしている。

ティッセンクルップは、工業製品メーカーのティッセン社と、鉄鋼メーカーのクルップ社が1999年に合併してできたドイツを代表する重工業コングロマリット。2015年時点の全世界の従業員数は16万人に達し、日本にも営業拠点を有している。