http://www.3ders.org/articles/20190315-nanofabrica-announces-commercial-launch-of-micro-level-3d-printing-technology.html
イスラエルのスタートアップ企業のナノファブリカが、高速マイクロ・アディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームをリリースした。発表によると、ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームは最大50 x 50 x 100 mmのビルドボリュームのモノを、1ミクロン単位で造形できるとしている。
「今日まで、主なアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームのデベロッパーは、50ミクロン以下のモノの造形には様々な困難を抱えていました。小さいモノを造形するには高額な専用プラットフォームが必要で、造形スピードも遅く、パーツの製造単価も非常に高いものになっていました。特に、造形サイズが限定的なのが大きな問題でした」とナノファブリカのジョン・ドナーCEOはコメントしている。
ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームはDLP技術をベースにしたもので、半導体製造で培われた精密造形のノウハウが組み込まれている。競合企業の製品よりも、最大で100倍のスピードで造形が可能だとしている。
ナノファブリカは2016年設立、3Dプリンティング技術をマイクロマニュファクチャリング、ナノマニュファクチャリングの世界に導入することを目的に設立された。同社の技術は、特に半導体や医療などで活用されることが期待されている。同社はイスラエルのテルアビブに拠点を置いている。