https://taskandpurpose.com/navy-pacific-fleet-north-korea/
GEがアメリカ海軍から900万ドル(約9億4,500万円)規模の3Dプリンティングプロジェクトを獲得した。GEの発表によるとプロジェクトは四年契約で、アメリカ海軍の艦船や航空機などの交換部品をコンセプトレーザーのメタル3Dプリンターで製造するものだという。
プロジェクトでは既存の交換部品に加え、メーカーから供給停止となった交換部品の製造なども行われるという。
プロジェクトにはGEアビエーション、GEアディティブ、ハネウェル、ペンステート大学・、ローレンス・リバモア国立研究所、海軍核研究所などからメンバーが参加する。
プロジェクトについてGEグローバルリサーチのエイド・マキンド主席エンジニアは、「既存の技術では交換部品を製造するのに非常に長い時間がかかります。(アディティブ・マニュファクチャリングの技術を使う事で)交換部品製造のタイムフレームを、最大で週単位にまで削減する事が可能になると見込んでいます」とコメントしている。
アメリカ海軍では運用する艦船の老朽化が進み、艦齢は平均で17年となっている。アメリカ海軍の最古の現役艦船の艦齢は40年を超えていて、交換部品の迅速で安定的な製造が喫緊の課題となっている。