全世界の3Dプリンティング市場用素材が、2030年に128億ドル(約1兆9840億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。
アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング市場調査会社のグランドビュー・リサーチのレポート「3Dプリンティングマテリアルマーケット(2025-2030)」は、2024年時点の全世界の3Dプリンティング用素材市場を27億9600万ドル(約4333億円)と推定し、2025年から年率29.1%の高い成長率で成長を続け、2030年に同規模へ到達すると予想している。
市場拡大を牽引するファクターとして、同レポートは特に自動車、航空宇宙、製造機器などのセクターにおける軽量コンポーネント製造需要の爆発的なニーズ拡大を主な原因として挙げている。
エリア別では北米市場が最大のシェアを有する一方、中国市場がもっとも高い成長率を維持すると予想している。また素材別では、フォトポリマー系素材が最大のシェアを有し、今後もそのポジションをキープしてゆくと予想している。
3Dプリンティング用素材市場における主なプレーヤーとしては、ATI、CNBCパウダー、GEアディティブ、GKNパウダー、ケンナメタル、アルケマ、ストラタシス、CRPテクノロジーなどを挙げている。

