全世界のメタル3Dプリンティング市場が2030年に353億ドル(約5兆1891億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。
アメリカの市場調査会社グランドビュー・リサーチの「メタル3Dプリンティング市場:市場規模・トレンド分析レポート」は、2023年時点の全世界のメタル3Dプリンティング市場を49億2060万ドル(約7233億円)規模と推定、今後年率24.2%の高い成長率で成長を続け、2030年に同規模へ到達すると予想している。
業界のセクター別では、3Dプリンターなどのハードウェアの販売拡大とともに、マニュファクチャリングサービスなどのメタル3Dプリンティングサービス関連事業が成長し、市場拡大を牽引すると予想している。
産業別では自動車と航空宇宙におけるメタル3Dプリンティングの普及が進み、研究開発部門でのプロトタイピングなどに加えて、プロダクト用エンドユーズパーツの製造などでメタル3Dプリンターの利用が広まると予想している。
メタル3Dプリンティング市場拡大を牽引する主なプレーヤーとしては、EOS、GEアディティブ、レニショー、ニコンSLMソルーションズ、コンセプトレーザーなどを挙げている。