全世界のメタル3Dプリンティングサービス市場が、2031年に161億ドル(約2兆2540億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社スマーテック・アナリシスが発表した「メタルアディティブ・マニュファクチャリングサービス市場:2023-2031」によると、2023年時点で38億ドル(約5320億円)規模と推定される全世界のメタル3Dプリンティングサービス市場は、今後順調に成長を続け、2031年までに同規模へ拡大するとしている。
メタル3Dプリンティングサービスに対する需要が特に拡大すると見られている産業セクターとしては、航空宇宙、自動車、医療・歯科医療、ジュエリー、コンスーマーグッズ、エネルギーなどを挙げている。特に石油・ガスなどのエネルギー産業セクターにおいては、現時点で有力なアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローが存在しないものの、消耗部品などの製造を3Dプリンターで行う機運が高まってくると予想している。
メタル3Dプリンティングサービス市場における主なプレーヤーとしては、3DEO、カーペンター・アディティブ、デジタルメタル、マークフォージド、ExOne、デスクトップメタル、FIT、GEアディティブ、GKNフォーキャスト3D、HP、マテリアライズ、MTI、プロトラブズ、クイックパーツ、スカルプティオなどを挙げている。