全世界の3Dプリンティング市場が2032年に886億ドル(約11兆9610億円)規模へ拡大すると予想したレポートが発表された。カナダの市場調査会社プレセデンス・リサーチが発表したレポートによると、2022年時点で175億ドル(約2兆3625億円)規模と推定される全世界の3Dプリンティング市場は、医療、自動車、航空宇宙、防衛、ファッション、食品などの幅広い領域で拡大し、2032年までに同規模に拡大するとしている。
2022年時点のコンポーネントシェアでは、3Dプリンターなどのハードウェアセグメントの売上高が全体の61%を占めた。また、プリンターのタイプでは、SLS3Dプリンターなどの工業用3Dプリンターのシェアがハードウェアセグメントの71%を占めた。
ソフトウェアセグメントでは、CADソフトなどのデザインソフトウェアのシェアが最大で、全体の31%を占めた。
2032年時点での主なプレーヤーとしては、ストラタシス、スリーディーシステムズ、GEアディティブ、ExOne、HP、デスクトップメタル、マークフォージド、カーボンなどが挙げられた。
エリア別シェアではアメリカとカナダの北米市場が最大で、全体の32%を占めた。