2022年度第三四半期の3Dプリンティング市場が31億ドル(約4030億円)規模に拡大したとするレポートが発表された。
アメリカの市場調査会社スマーテック・アナリシスが発表したレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場はハードウェア、ソフトウェア、素材のセクターで大きく拡大し、対前年比で20%以上成長したとしている。四半期ベースでの成長は4四半期連続となった。
スマーテック・アナリシスのスコット・ダンハム研究員は、「マクロ経済的にはチャレンジングな課題が存在していたものの、2022年度第三四半期は史上もっとも成長したピリオドとなりました。アディティブ・マニュファクチャリング業界全般においては先行き不透明な要素がありますが、アディティブ・マニュファクチャリング技術そのものに対する需要は引き続き旺盛です。スマーテック・アナリシスは、アディティブ・マニュファクチャリング業界にとっての2023年については極めて楽観的に見ています」とコメントしている。
同レポートは、2023年のアディティブ・マニュファクチャリング業界を牽引する主なプレーヤーとして、スリーディーシステムズ、HP、EOS、プロッドウェイズ、Velo3D、SLMソルーションズ、マークフォージド、デスクトップメタル、GEアディティブ、ExOneなどを挙げている。