全世界の3Dプリンティング市場が2030年までに778億3千万ドル規模へ成長

全世界の3Dプリンティング市場が2030年までに778億3千万ドル(約11兆2850億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの市場調査会社ストラテジック・マーケットリサーチのレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場は2021年の140億ドル(約2兆300億円)規模から年率21%の成長率で成長を続け、2030年までに同規模へ拡大するとしている。

市場拡大を牽引するのは産業用3Dプリンターで、市場全体の70%を占めるとしている。産業用3Dプリンティングの用途ではプロトタイピングが最大で、全体の55%を占めるとしている。産業セグメント別では、3Dプリンター本体(ハードウェア)が最大のシェアを獲得し、全体の60%を占めるとしている。

国別シェアではアメリカが30%で、世界最大のシェアを獲得するとしている。次いでヨーロッパ市場が世界第二位のシェアを獲得するとしている。

3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとしては、ストラタシス、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、HP、オートデスク、ヴォクセルジェット、マテリアライズ、GEアディティブ、ExOne、キヤノンなどを挙げている。