本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が昨日、品川で「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催した。会場には日本全国から多くの受講者が集まり、活気溢れる中での開催となった。
講師は株式会社3Dプリンター総研代表取締役の山口修一が務めた。セミナーは七部構成で、formnext2018の概況、注目すべき3Dプリンターメーカー・ベンチャー企業、3Dプリンター用素材の動向、今後期待される技術動向・業界動向などについて詳細な解説が行われた。特に3Dプリンターの造形方式に応じた解説がわかりやすく、受講者の関心を集めていた。
注目すべき3Dプリンターメーカーとして、アメリカのデスクトップメタル、オーストラリアのSPEE3D、オーストラリアのオーロラ・ラブズ、ドイツのビッグレップを挙げ、それぞれ技術的見地や市場ニーズから優位性などを説明した。
セミナーの総括として、講師は現在の日本の3Dプリンターの状況を「3Dプリンター2.0」の状態にあるとし、世界のトレンドからやや遅れてはいるものの、いずれ次の成長フェーズに突入すると予想した。そして、次の世界的な3Dプリンターブームが2021年から2022年にかけて発生すると予想した。
3Dプリンター総研では、来年もformnext 2019の開催に合わせて同セミナーを開催する予定。