スカルプティオが年次レポート「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」をリリース https://www.sculpteo.com/en/get/report/state_of_3D_printing_2018/

フランスの大手3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオが、年次レポート「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」をリリースした。

スカルプティオのユーザー企業1000社を対象に行われた調査は、工業財、コンスーマーグッズ、航空宇宙、自動車、医療などの業界セクターに幅広く及んだ。

まず、対象企業の70%が2018年の3Dプリンティングへの投資は増加すると答えており、産業を越えて3Dプリンティングの活用が進んでいる事を示している。また、93%の企業が3Dプリンティングを競争上の優位であると答えており、74%の企業が自社のみならず競合企業も3Dプリンティングを活用していると答えている。

また、3Dプリンターを完成品部品の製造に活用する機運も高まっている。43%の企業が3Dプリンターを完成品部品の製造に実際に製造していると答えていて、昨年の22%からほぼ倍増した。特にメタル3Dプリンターを活用していると答えた企業の割合は36%で、昨年の28%から増加した。また、ディレクト・メタル・レーザー焼結方式のメタル3Dプリンターを活用していると答えた企業の割合も21%に達した。

3Dプリンティング技術の成熟度も上がっていて、対象企業の半分が自社の3Dプリンティング技術が優れていると答えている。

また、3Dプリンターを利用する目的では、製品開発の加速化と答えた企業の割合が39%で、最大となった。カスタマイズ製品の製造と製造のフレキシビリティーの確保が、それぞれ続いた。

「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」は、スカルプティオの専用サイトからダウンロードできる。