アメリカの市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dプリンター用ソフトウェア・サービス市場が2021年までに45憶ドル(約4,950憶円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。
「グローバル3Dプリンティングソフトウェア・サービス市場、分析と予想(2017-2021)」と題されたレポートは、2016年時点で14億7,500万ドル(約1,622憶円)規模だった3Dプリンター用ソフトウェア・サービス市場が年率25.2%の成長率で成長し、2021年までに45憶ドル規模に達するとしている。
3Dプリンター用ソフトウェアのカテゴリとしては、データデザイン・モデリング、データ準備、シミュレーション、スライサーなどを含むマシンコントロールなどを挙げている。
サービス市場では、工業用ハイエンド3Dプリンターの性能向上と価格低下が続き、中小企業の利用が拡大するとしている。特に、オンデマンドでパーツなどの製造を請け負うサービスプロバイダーの利用が拡大するとしている。
現在世界的に3Dプリンターの普及が進んでいるが、3Dプリンターをアプリケーションとして活用するためのキラーソフトが不足しているとされている。今後各種の3Dプリンター用キラーソフトが誕生する事で、3Dプリンターの普及がさらに進むと業界関係者は期待している。