ブーム・スーパーソニックのスコールCEOが2030年までの商用飛行開始に言及

アメリカの新興航空機メーカーのブーム・スーパーソニックのブレイク・スコールCEOが、現在開発中の超音速旅客機「オーバーチュア」の2030年までの商用飛行開始に言及した。仮に実現すると、2003年に超音速旅客機コンコルドが退役してから30年を経ての超音速旅客機の再就航となる。

ブーム・スーパーソニックが開発中の超音速旅客機「オーバーチュア」は、最高速度マッハ1.7で飛行可能な旅客機。定員80名を乗せて、ニューヨーク・ロンドン間を最速3時間半程度で飛行することができる。

スコールCEOは、「オーバーチュアの最高速度はマッハ1.7とコンコルドより13%程度遅いですが、これは離着陸時に発生する騒音を防止するためです。また、高速で飛行すればするほど航空機のサイズを相対的に縮小せざるを得なくなり、快適性が実現できなくなります。それゆえ、オーバーチュアは飛行速度をマッハ1.7程度に抑えているのです」とコメントしている。

ブーム・スーパーソニックは、これまでにユナイテッド航空、アメリカン航空、日本航空などから合計130機程度の「オーバーチュア」のオーダーを受注している。

ブーム・スーパーソニックは、超音速旅客機の主要部品を3Dプリンターで製造している。同社が開発中の実証機XB-1では、21点の大型部品が3Dプリンターで製造された。