ブリガム・ヤング大学が創立150周年記念グッズを3Dプリンターで製造

アメリカ・ユタ州を地盤とする総合大学のブリガム・ヤング大学(Brigham Young University, BYU)が、創立150周年記念グッズを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。

ブリガム・ヤング大学が製造するのは同大学キャンパス内のシンボルである礼拝堂のミニチュアモデル。同大学電子工学学部のグレッグ・ノーディン教授が率いるプロジェクトチームがSLA3Dプリンターで製造する。

ノーディン教授は、「大学の創立150周年記念で行われる光のショーに合わせて、高精度出力が可能な3Dプリンターで製造するアイデアを思いつきました。何か特別なものを作り上げようとプロジェクトが立ち上がったのです」とコメントしている。

ブリガム・ヤング大学は、ユタ州プロボにある末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)が運営する私立大学。1875年に末日聖徒イエス・キリスト教会の教徒入植者に対する教育を目的に、教会の2代目大管長であるブリガム・ヤングによって創立された。3万人を超える学生のほぼ全員が敬虔なモルモン教徒であり、様々な分野で優れた多くの人材を送り出している。

卒業生にはアメリカ大統領候補の共和党の政治家ミット・ロムニー氏、大手コンピューターメーカーのデルコンピューターのCEOを務めたケビン・ロリンズ氏なども含まれている。