EVメーカーのテスラ、ロケットメーカーのスペースXなどを率いるアメリカの著名実業家で世界一の大富豪のイーロン・マスク氏が、畜産業は気候変動に影響を与えていないと主張して話題になっている。
アメリカの人気ポッドキャスト配信者ジョー・ローガン氏との対話インタビューでコメントしたもので、気候変動問題そのもののを「大嘘」であると断じた上で、牛や豚などの畜産業が地球温暖化を引き起こす最大の原因のひとつだとする主張に対し、「動物たちは地球温暖化に関して何ら変化や影響を与えていない。(ヴィーガンなどの菜食主義者達による)イデオロギー的な理由が背景にあると思う」とコメントした。
マスク氏はさらに、「人類がステーキを食べ続けたとしても、地球温暖化や二酸化炭素の排出量を増やすことにはならない。両者には関連性がなく、消費者は好きなだけ牛肉などを食べるべきだと思う」とし、「そもそも両者は測定不可能であり、測定できるというのであれば測定して結果を見せて欲しい」と主張した。
イーロン・マスク氏は、先日実施されたアメリカ合衆国大統領選挙で、地球温暖化問題などに懐疑的な姿勢のドナルド・トランプ氏を支持、支援したことで知られている。