ネブラスカ州でも培養肉の製造と販売が規制か

3Dバイオプリント肉などの培養肉の製造と販売を規制する法案が施行されたフロリダ州、類似法案が審議中のアイオワ州、アリゾナ州に続いてネブラスカ州でも培養肉の製造と販売を規制する法案の議会への提出が検討されていることがわかった。

ネブラスカ州のジム・パイレン知事は法案の成立に非常に前向きで、「我々は、(培養肉などのフェイクミートという)ふざけた出来事が起こらないようにすることに極めて積極的です。フェイクミートが地域のスーパーマーケットの店頭に並べられるのを黙って見ていることは、私たちがやりたいことでは決してありません」とコメントしている。

関係者によると、ネブラスカ州で現在審議されている法案は、先行しているアイオワ州の法案を参考にしたもので、バイオ3Dプリント肉や培養肉などのフェイクミートを「自然の、普通の肉」と明確に区別し、特にラベル表示については「消費者を欺かない内容にする」よう規制するものになるという。

アメリカでは現在、フロリダ州やアイオワ州などで培養肉の製造と販売を禁止する法案が成立または成立に向けて手続きがされている。培養肉の製造と販売を禁止する動きは、州内の畜産業を保護する目的に基づいているとされている。