オーストリアで3Dプリント代替サーモンの販売が開始され、現地で話題になっている。販売が開始されたのはオーストリアのフードテックスタートアップ企業のREVOフーズが開発した植物由来代替サーモン。代替サーモンはこれまでにREVOフーズのウェブサイトで販売されていたが、この度オーストリアの主要スーパーマーケットでの本格的な販売開始となった。
REVOフーズの担当者は、「インダストリアルスケールでの3Dプリンティングの実現により、消費者ニーズに応じて食品をカスタマイズ生産できる時代の幕開けを迎えました。我々は、単にビーガン用の代替製品を作っているのではなく、食料そのものの新しい未来を作り上げているのです」とコメントしている。
REVOフーズは、みずからを「魚を救うシーフードカンパニー」であると位置づけ、3Dプリンティング技術によりこれまでに1万8000匹の魚を救ってきたと主張している。
REVOフーズはオーストラリアのウィーンに拠点を置き、独自開発したフード3Dプリンターでプラントベースドのサーモンやツナなどを製造している。素材には豆系プロテイン、海藻、食物繊維などが使われ、食感は通常のサーモンやツナとほとんど同じだという。