カナダ・アルバータ州で25歳の男が3Dプリント銃製造の疑いで逮捕

カナダ・アルバータ州で25歳の男が3Dプリント銃製造の疑いで逮捕された。アルバータ州警察とカナダ国境警備隊の共同チームが逮捕した。

アルバータ州警察によると、捜査はカナダ国境警備隊がバンクーバー国際郵便センターで中国からの小包を「摘発」したことから開始されたという。小包にはいわゆるゴーストガンを製造するための違法部品が梱包されていた。その後、アルバータ州パークランド郡の裁判所から捜査令状が発行され、男の住宅から3丁のゴーストガンが発見されたという。

アルバータ州警察のチャド・コールズ警部は、「我々のコミュニティにおいては、3Dプリンターによるゴーストガンの製造のトレンドが拡大しています。カナダの治安維持のためにも、今後も3Dプリント銃の捜査と摘発を続けてゆきます」とコメントしている。

カナダでは銃火器の所持は許可制となっているが、殺傷能力の高い銃器の使用や売買は禁止されている。2020年4月には東部ノバスコシア州でカナダ市場最悪の22人が犠牲となる銃乱射事件が発生し、銃規制の強化を求める機運が高まっていた。また、カナダでは3Dプリント銃などのトレースがされていないいわゆるゴーストガンの製造、所有、販売は法律で禁止されている。