ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューローで3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが、ドイツのブレーメンにメタル3Dプリンティングセンターを開設した。総工費750万ユーロ(9億3750万円)をかけて建設されたセンターは3500平方メートルの大きさで、120名のスタッフが主に産業ユーザーに対して各種のメタル3Dプリンティングサービスを提供する。
マテリアライズのマニュファクチャリング担当副社長のユルゲン・ロウダス氏は、「メタル3Dプリンティングはパワフルなマニュファクチャリング・ソルーションとしてのポジションを確立しました。モノづくりを分散化させ、よりサステナブルな結果をもたらしています。メタル3Dプリンティングを一つの産業としてさらにサステイナブルにするために、我々はさらに努力する必要があると考えます。ブレーメンでの我々の働きは、プリンティングプロセスを最適化し、エネルギー効率を向上させ、メタルパウダーなどのリサイクルを進めて、より優れたサステイナブル・テクノロジーを生み出してゆくでしょう。」とコメントしている。
マテリアライズは近年、サステイナブルなメタル3Dプリンティングにビジネスをフォーカスしており、今回のセンターの開設も、その戦略の具体的な実行策のひとつと考えられる。
マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。