エティハド航空がアブダビにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設

アラブ首長国連邦の航空会社のエティハド航空が、アブダビにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設する。センターでは3Dプリンターを活用し、エティハド航空の航空機のメンテナンス、リペア、オーバーホールが行われる。

センターの開設にはドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップと、同じくドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSが協力した。いずれの3Dプリンターもセンター内に導入される。センターは、EASA(欧州航空安全機関)による航空機用パーツ製造の認可を受けた中東地域初の施設となる。

センターの開設について、エティハド航空傘下のエティハド・エンジニアリングのバーンハード・ランダース副社長は、「施設の開設は、エティハド航空の航空エンジニアリングの世界におけるグローバルプレーヤーのポジションを象徴するものです。我々は、これからもイノベーションとテクノロジーのパイオニアを目指します」とコメントしている。

エティハド航空は、アラブ首長国連邦のアブダビに拠点を置く国営の航空会社。ボーイングの787シリーズやエアバスのA350シリーズなどの最新鋭機を含む233機の航空機を保有し、全世界90都市へ就航している。