スコットランドの新興ロケットメーカーのスカイロラが、スコットランドの首都エジンバラにロケットエンジン試験施設を開設した。施設ではスカイロラが開発しているロケットエンジン30kNの燃焼試験などが行われる。
アメリカのリラティビティ・スペース、ブルーオリジンなどの他の新興ロケットメーカーと同様、スカイロラもロケット本体やロケットエンジンの主要パーツを3Dプリンターで製造している。スカイロラは3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング技術にロボティクス、CNCミリングなどの他の技術を合わせたハイブリッド・マニュファクチュアリング・システムを採用している。
スカイロラの創業者でCEOのヴォロディミール・レビキン氏は、「我々のチームの驚異的な働きにより、宇宙との距離を大幅に縮めることが可能になりました。スカイロラは今後も努力を続け、ここ英国とヨーロッパの人々に宇宙のメリットをもたらすことになるでしょう」とコメントしている。
スカイロラは現在、スカイロラ1とスカイロラXLの二つのシリーズのロケットを製造している。スカイロラは、2021年末までに同社初の商用ロケット打ち上げを実現したいとしている。