マスター・レプリカがアポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造

ポップカルチャーや歴史的遺産のレプリカを製造しているマスター・レプリカが、アポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造して話題になっている。

マスター・レプリカが製造しているのは、アポロ11号で月面に降り立ったバズ・オルドリン宇宙飛行士がつけた足跡のレプリカ。バズ・オルドリン宇宙飛行士は、ニール・アームストロング宇宙飛行士に次いで世界で二番目に月面に降り立った人となったが、同氏がつけた月面の足跡は綺麗な形をとどめていて、NASAが月面の地表の圧力効果などを検証する素材として使っているという。

レプリカを製造しているのはマスター・レプリカのジェフ・スタニフラフスキ氏。43 X 28 cmの大きさのレプリカは、スムースオンと呼ばれるハイエンド樹脂を使って製造されているという。

レプリカの製造について、マスター・レプリカのスティーブ・ディムツォCEO兼共同創業者は、「月に行って足跡に石膏を流し込んでバズ・オルドリンの足跡レプリカを作るのは大変ですが、この方法であれば簡単に製造できます」とコメントしている。

マスター・レプリカは、これまでにレプリカのオーダーを400件以上受注しているという。なお、レプリカの価格は195ドル(約21,450円)となっている。