コンチネンタルが自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設

ドイツの自動車部品製造メーカーのコンチネンタルが、ドイツのカーベンに自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設した。傘下のコンチネンタル・エンジニアリングサービスが開設したセンターは8000㎡の大きさで、「社内外のお客様に高精度で効率的な小規模製生産を提供する」ことを目指している。

コンチネンタルのトルステン・ラウチセンター長は、「3Dプリンティングは今日、そのメリットからますます重要性を増しています。そして、アディティブ・マニュファクチャリング技術に対する需要も増加しています。カーベンに開設した3Dプリンティングセンターでは、各種のテクノロジーをテストし、生産プロセスを開発、プロダクションをワールドワイドでロールアウトすることを可能にします」とコメントしている。

センターにはSLS方式のメタル3Dプリンターの他、SLA3Dプリンター、DLP3Dプリンター、FDM3Dプリンターなどが設置されている。

コンチネンタルは、ドイツのハノーバーに拠点を置く1871年設立の自動車部品メーカー。主力製品のタイヤに加え、ブレーキなどの自動車部品や、最近では自動運転技術に関する自動車部品なども製造している。タイヤの世界シェアではブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーについで世界四位に位置している。