ドイツ鉄道が3ユアマインドとのパートナーシップを強化へ https://www.dw.com/en/rail-operator-deutsche-bahn-back-in-the-black/a-38090531

ドイツ鉄道が、ベルリンに拠点を置く3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドとのパートナーシップを強化する。発表によると、ドイツ鉄道は3ユアマインドと共同で鉄道車両用「デジタル・スペアパーツ・ウェアハウス」を構築するとしている。

ドイツ鉄道はすでにアディティブ・マニュファクチャリング技術を鉄道車両のメンテナンスに活用している。ドイツ鉄道社内では「3Dプリンティング社員チャレンジ」と題したプロジェクトなどが行われ、アディティブ・マニュファクチャリング技術を使った業務アイデアの募集なども行っている。

3ユアマインドとの提携により、ドイツ鉄道は3ユアマインドが開発したアディティブ・マニュファクチャリング・パーツ・アイデンティファイアーを活用し、消耗部品の3Dモデルを包括的に管理する。これにより、ドイツ鉄道は鉄道車両用部品を必要な時に必要な分だけ3Dプリンターで製造することが可能になる。

ドイツ鉄道のウイェ・フレゼンボーグ鉄道車両管理担当CEOは、「ドイツ鉄道の車両は常に稼働できる状態にしておく必要があります。3Dプリンティング技術はそれを可能にしてくれます。今日の3Dプリンティングはより速く、よりフレキシブルで、より安くなっています」とコメントしている。